助成採択と一時帰国 / temporary back to Japan in spring

4月初め、ポーラ美術振興財団さんから来年度の在外研修助成を頂けることになり、授賞式も出たいので一時帰国してきました。
一人一人、何故その人に助成するか、何度も選考を重ねて採択者たちが選ばれたということで、そのお話を聞いたらなんだか急に緊張してきました。笑
決定のお知らせを頂いた時はただただありがたく、嬉しいなぁという感じだったんですが、こうして一人ずつきちんと理由があって選ばれたというのは、とても光栄なことで、重みを感じました。それを感じられただけでも、思い切って一時帰国してよかったなぁと思います。個人的なことで言えば、私は派手な賞などとは無縁だったため、こうして全力で「美術」に携わっている財団などに公的に実力を認めてもらえたり、これからを期待してもらうのは、多分初めてです。
数年前に箱根のポーラ美術館を訪れた時、なんていい美術館なんだ…と本当に気持ちよく過ごせたのを覚えていました。何ていうか、雰囲気がヨーロッパだったんですよね。何でしょうね。。日本にもすてきな美術館たくさんありますけど、そのどれとも違って、自分にはすごく心地よかったのです。応募の時にそのことを思い出して、あの美術館のとこに出してもらうって凄いんじゃない!?って思い出しまして。いや実際、すごいなぁ…と授賞式中はほぼずっとびっくりしてました。なんか規模が大きい…みたいな。(本当にそういうのと無縁だったんです…笑)

これまで、チェコ政府奨学金のおかげで学費が免除され、多少の生活費も出てたので最低限の費用で二年間学ぶことができました。最後の一年は、思いっきり実力を出せるよう如何に集中しつつ楽しんでいくかだと思っています。
私が日本にできる貢献は何だろう?と思ったけど、とにかく滞在できている今は、目の前のものを全力で吸収し、血肉にしていくことだと思っています。
ものごとの重要な基盤は、最初の三年で作られると個人的には思っています。これでちょうどその三年目も全力で打ち込めるようにして頂いたので、とにかく、やるのみ!です。
二年目の今年は、新たな戸惑いとか訳の分からない調整とかにひどく時間を取られましたが、その中で準備して来た企画や取材の量は恐らくここから効果を発揮してくるはず。来年は、この国で学んだものを最大限お見せできる年にします。頑張る!

帰国中は、一番美しい季節の日本を満喫することができました。写真は新宿御苑にて。

Because I got scholarship from Pola Art Foundation (Japan) for next year's study, I went to Japan for the ceremony and enjoyed its beautiful spring.






一番いい季節に一週間だけ帰るだなんて、本当に日本の「いいとこ取り」です。
自然も気候も食事も満喫し、友人たちとも少し会えたし、大好きな母の料理も食べて、画材も買い込んで!フルチャージで帰ってきました。

今まで生きてきて多分一番楽しかった日本滞在でした…。
本当に誇張じゃなく、ここまで日本を快適だと感じたのは生涯初。。

楽しかった!

I really enjoyed staying in Japan this time.
If you can visit Japan, I reccomend spring