Improvisation performance "godzmekano" vol.1 @Roppongi-flat, Tokyo on January 6th!

お知らせです!


godzmekano (ゴズメカノ) 20180106
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ギタリスト・イワタユウシと×画家&イラストレーター・當麻ユキコの、インプロビゼーションライブパフォーマンスです。
この2人でのパフォーマンスは今回が初となります。
全てその場のみで生まれる新しい音と画がひびき合い、「何か」が次々に生まれては浮かび、一つの流れを為してゆく一夜の光景を、どうぞお楽しみください。

出演 イワタユウシ/當麻ユキコ
日時 2018年1月6日 18:30 OPEN/START
料金 ¥2,000.-
会場 ロッポンギフラット http://roppongiflat.com
〒106-0032 東京都港区六本木7-18-13 金子第一ビル2F 酒のカクヤス2階
日比谷駅六本木2番出口から徒歩1分 / 大江戸線六本木駅4b出口から徒歩3分 / 千代田線乃木坂駅5番出口から徒歩7分

・18:30の開場と同時に音楽から徐々に始まっています。順次入場をご案内します。
・全体で1時間〜1時間半程度(予定)となります。
・会場でのドリンク販売はありません。お好きなお飲物を各自ご用意ください。
・会場内は自由に動いてOKです。お好きなところに座ったり立ったり歩いたり、ステージや絵を見に行ったりしてご覧ください。ただし演者や他のお客様に過度に邪魔にならないようご注意ください。

お申し込み…こちらのチケット予約フォームをご利用ください。
フォームにご記入いただいたお名前で当日、受付にて入場料をお支払いください。

お問い合わせはsurgedrv@gmail.com (イワタ)、または各個人までお気軽にどうぞ。

皆さまのお越しを心よりお待ちしてます!



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思い。


20歳の時、最初にイワタさんが所属するSUNKINGのライブを見たその瞬間から、彼の出す音が大好きでした。
あたたかくて、鋭くて、細部に至るまで天才的であり、とても自由で軽やかであり、しかし圧倒的なパワーも持ち合わせるイワタさんの音には、とにかく常に魅了されてきました。
その本質はとても言葉で言いあらわせるものではありませんが、私が何故彼の音が好きなのか、その正体の一端は恐らく今回このライブで少しは明らかになるのではないかと思うのです。
なぜなら全てをインスピレーションの会話だけで進めていくこの即興ライブというものは、相手とのタイマン勝負であり、同時に最も深く相手の核へと踏み込んでいく手段でもあるからです。
それは常に双方向ですから、少しでも実力が劣れば音に引っぱたかれて置いていかれます。少しでも心持ちが中途半端なら、底の浅さは瞬時に丸裸にされます。最初から全裸だとしたら、骨の髄まで剥がされます。そういうものです。
だからこそ、この人を選びました。そういうことができる相手は、この世に何人もいません。

私個人としては、元はといえば20歳の頃からいわたさんのただの一ファンだったものとして、彼とこのパフォーマンスができることになったのは、少し不思議な感じでもあります。
なんですが知り合って以来、私の活動を知った岩田さんも、個人的に個展を見に来てくれたり(なんだかんだほぼ毎回来てくれてた)してて、個人的な交流が長年かけてごくマイペースに続いてきた中で、私としては結構前から岩田さんとやってみたいという気持ちはあり、ふと口に出してみたら、えっやろうよ。てなった、という経緯でした。やると決まってからは、ものすごく展開が早かったです。何もかもがトントン拍子で決まっていきました。
また、有難いことにたくさんの方にご協力いただき、普段日本にいない私を助けてくださった方には感謝の念でいっぱいです。

私の絵を目的で来られる方にも、彼の音の世界は素晴らしく響くことでしょう。
また、岩田さんのファンの方や、岩田さんの表現が好きな方にとって、彼個人の音の世界をとことん堪能できるこの機会は、それだけでたまらなく贅沢なチャンスであると言えるでしょう。かく言う私もその一人です。

とにかく、少しでも興味があるなら来ない手はありません。ぜひおいでいただき、楽しんでいただけましたら幸いです。私もひたすら楽しみにしています。というか、演者二人がどこの誰よりも楽しみにしているのがこのパフォーマンスです。当日が来たら興奮しすぎで死ぬんじゃないかとちょっと本気で思っています。しなないようにがんばります。応援よろしくお願いします(?)。

godzmekanoという名前はほぼ自動で勝手に降りてきた名前なのでなんとも言えないんですけど、由来とか意味みたいなものは「自動で神的なものが降りてくる装置」というイメージです。
あと微妙にゴジラ感とメカエリチャン感があります。なんでしょう、私も岩田さんも図体がでかい、失礼、背が高いからかもしれません。襲来感があるかも。しれません。

ちなみにgodzmekanoのアクセントは「有明海」と一緒です。(個人の意見です) 


當麻 ユキコ



This is simply my honor that this time I could be able to have such a great opportunity to hold this improvisation performance with Yushi Iwata for the first time.

I’ve been just a big fan of him, but he’s been always my dear friend and he also interested in my artworks for a long time, then we’ve kept really a good relationship for a long time - it’s almost 18 years!

If you’re interested in this collaborative show, please come and join us. I’m sure it’ll make you exciting deep inside of your heart. Would be a great opportunity also for YOU!

with love,
Yukiko

UMPRUM (VŠUP) 留学について

私がUMPRUM(旧略称VŠUP)に留学して以来、そのことについて書きましたブログ記事を見てのことか、留学について質問がしたいという問い合わせを未だに定期的にいただいておりますが、そういうお問い合わせをする方のほとんどが用件が実に曖昧です。特に顕著なのが
・行くスタジオも決めてない
・決めるための下見に学校見学にも来ていない
・入学条件を大学のHPで調べたり大学に問い合わせたり、といった最低限の努力すらしていない
という、自分でできる基本的なことを何もしていない方が殆どでして、正直申し上げて大変困惑しております。
更には当ブログしか見ていないせいで私が今何をしているかも知らず、私のHPも見ていないようで本名すら調べずにアルファベットの宛名でメールをいただくこともあり、正直、正気を疑うレベルです。

UMPRUMに行きたいのであれば、言うまでもない当然の話ですが、まず大学に直接尋ねたり調べたりしてください。
コーディネーターのHanaがとても親切で返事もかなり早く、英語が堪能ですので、彼女になんでも聞くといいです。
https://www.umprum.cz/web/en/study/visual-arts-program
※このURLも変わってるかもしれませんが、Visual Artsという項目をご自分でお調べください。

また、大学の入学条件であれビザの条件であれ、毎年色々な条件がちょこまか変わります。
大使館ページも入試要項も、必ずその都度全部自分で調べて最新の情報を元に動くように気をつけてください。


調べ尽くしても分からないこと、大学や関係者に尋ねても答えてもらえなかった重要なこと、また私にしか答えられない質問内容だと思った場合のみ、メールをくださって結構です。ここまで調べたがここからがどうしても調べがつかず、留学のための準備が進められない、というように、必ず内容をはっきりさせ、私に聞く必要があるのかどうか確かめてから送ってください。
但し、自分が答える価値もいわれもないと判断した場合はお返事いたしません。
私はボランティアでも留学斡旋業者でも無料のコールセンターでもありません。私はフリーランスで忙しく、皆さんの最低限の努力すら果たされていない質問メールにお答えする義理も暇もありません。
ですので、上記のようなケースの全てに、今後は謹んで返答をお断りいたします。
どうぞご理解ください。



最後に。
本当に行きたいのかどうか、自分が行くに価するスタジオかどうかは、直接学校の展示発表会(学期末に年二回あります)を見に来たり、直接ポートフォリオを持ってアポ取って先生たちに会いに行ったりした方が、ここに来るぞ!と思えたり、ここだと思ったけど違うスタジオに惹かれたり、違う大学に行こうと思うなど、焦点もはっきりするでしょうし、気持ちが固まれば大変な留学準備も頑張れると思います。留学したいのなら必ずするべきステップの一つだと思います。
留学というのは、大変なものです。楽なことなど一つもありません。ただでさえチェコは情報が少なく、未だインフラの整わない部分も多く、気楽に来ても辛いだけだと思います。(旅行と住むこととは全く根本から違います。)食生活や住環境が合わず、身体を壊す人もいます。ましてやUMPRUMのようにマスターを取るために2年住むとなると、大変で当たり前です。分からないことしかないという状態がデフォルトです。
それでも来たいという気持ちが強いなら、その心に従うべきです。それに報いるだけのものは、必ず得られるはずです。
要は、自分自身の心としっかり向き合い、覚悟を決め、しかるべき準備は全て整えるという気概を持って臨むべきだということです。でないと、何かが起こったとき、誰も助けてくれないこともあるのですよ。
自分の決めた道なら自分で責任を取って前に進むというベーシックなことを、身につけてください。
これができていないと、個人主義のヨーロッパと全体主義の日本での根本的違いについていけないままになってしまうと思いますので…。頑張ってください。

ついったー始めました



twitter.com




日本語記録なんですが、ツイッターを上記で始めました。

チェコに来てからは、英語と日本語で発信するよう心がけてたり、その方が楽な時もあったしそれが足枷になる時もあったし、という感じで、好き放題発言する場所が欲しい…みたいな部分がありました。引きこもり丸出しなんですが。ええ、引きこもりなのです。

ブログにきちんとまとめて発信できるようなことがあまりない現状なので、ちょっと私の生活覗き見したいなーと思ってくださった方はツイッターをぽちりと覗いていただけたら、と思います。

ツイッターやってる知り合いが少なそうなんですが、もしいたら遊んでやってください…!

よろしくです!



ちょっとブログも。

今、ツイッターのヘッダーにしてあるこの写真。

 

 



今年、咲きに咲いてた紫のいい香りのこの花。どうやらライラック?なのかな。

花の形と香りで、ジャスミンの紫版???って仮説してたのですが、ふとライラックという単語を見かけて「あ、それじゃん…」てなりました。。


花言葉、調べてみると既に諸説あるわけですが、目についたのは


ライラック全般の花言葉は「思い出」「友情」「謙虚」、西洋での花言葉は「pride(誇り)」「beauty(美)」

というものでした。

今の私の心境には、後者がしっくり来ます。


長い時間をかけて、生まれ直しの時間を過ごしているような心境なんですが、4月までの先の見えない感じから、今月はかなり明るい気持ちで仕事をさせてもらっています。


また、ブログも書きますね。

やっぱり、なんでもいいから発信してよかった :-)

すこし、はずみがつきました。

結論はシンプル。

なんか「発信する」という作業って、一度やらなくなるととことん分からなくなるような…! 今日は気軽に書いてみるかな。
春が過ぎ、今週から突然、夏の日差しになったプラハです。






ここ数ヶ月の変化の間に、自分のことがいくつか分かりました。何かとても重要なことが。
たとえば、私は何よりも「愛がある人」に惹かれるし、人間として最も大事なことはそれだと思っていること。
特に、「成熟した愛」の持ち主を好むようです。
成熟した愛っていうのは、一時的な、ギャーピー言う愛じゃなくて、その対象のことを深く愛し、じっくり取り組み、時にはその愛のために怒ることもでき、対象と自らをさまざまな角度から検証し、その愛の中で自らも人として学んでいく、というタイプ。そういう人には無条件の敬愛を感じます。
それは人相手でも、もの相手でも、一つの道が相手でも、同じです。

この価値観が、思い出す限り、小学生から変わっていないのは確かです。
中学生頃からはっきりとした「思想」が自らの中に芽生え始めたのですが、その頃から、愛情深い友達はとりわけ大事にしてきました。バカでも不良でも、愛情が深くかつ適切なタイプは分かります。人のケンカの仲裁のために、身を投げ出して止めに行くような子には無条件の愛を感じていました。中学校の時のその同級生と二十歳超えてから会った時、最近の彼氏との話を聞いたらまったく変わってなかったので笑ってしまったのはいい思い出です。笑
愛のある人は必ず人に恵まれるので、心配してません。

関係あるようなないようなですが、「怒り」というのは愛の深さを知るのに意外に大事なファクターだと、最近改めて気づきました。
適切に怒れる人、何かのために怒れる人というのは、意外と少ないんです。
自分の癇癪や、恐怖を隠すためにキレる人なら掃いて捨てるほどいますが、何か大切なもののために怒り、立ち上がる力に変えられる人は、それほどいないんです。
友人と会って、とある出来事について話していたとき、静かにそして確かに「私は、この現状に対して怒っている」と話してくれたその人を見て、何か、私も深く、感動しました。怒ってくれるんだ。怒ってもいいんだ…と。
もちろんそれは、誰かをヒステリックに批難することではありません。大人なので、もっとうまくやります。(笑)というか真正面切って、作品で勝負して勝つことで、その怒りに打ち勝つのです。
私が敬愛するのはこういう人達だなぁ、とその一端を再び見させてもらいました。しかも、一緒にものごとを行うことができるのが嬉しいです。

この価値観は、私にとって多分、一番大事なものです。
そういう、自分にとって一番大事だと思うものを、もっと意識したいと思いました。
大事なものは、言葉では言い表せません。
言い表せないということを知らない人は、愛の浅い人ですが、そういう人はごまんと居ます。
彼らにいちいち失望していたらキリがありません。
人間に期待してしまうのが、私のよいクセなのか悪いクセなのか分かりませんが
そんなことはともかく、自分の生き方を貫くだけだな、と思います。

人間には限りがあり、限界があります。できることは限られています。
私はこの限界に対して、この数ヶ月で折り合いをつけさせられたのだ、と思っています。
ずっとつけたかったのです。自分に自信がなくてつけられなかっただけなのです。それを今、つける時が来ただけのこと。
この限界を受けいれ、自分がやりたいことをやるために他のことを犠牲にしなくてはならないリスクを引き受けることで、1つしか取れないその人生の目的から、自分が手に入れるべき必要なものは全て与えられるのだから、自ら10を得ようとリスクを拒否するのはおかしいのです。言葉にすればこれだけのこと、でもこれを実際に覚悟するには随分かかりました。
リスクを取る、という言葉は、何かちょっと恐ろしいような印象があります。
でも実際に理解してみると、なーんだ、という感じでした。。
取るべきリスクを100%負うと決意すれば、複雑に絡まったように見えている糸は、いっぺんにほどけてしまう。
私が見出したのは、この方法でした。
生きていれば自然とそういうことも発生していきますから、どこかでほどかないとおかしくなる。
自らの原点に戻りました。

なので、ここんとこは再びワケの分からない書類地獄に放り込まれたり、永遠に終わらないのではと思えるもう何度も同じことをしてる不毛なやり取りをやらされたりしましたが、笑っていられました。私の敵はこいつらじゃないし、今目の前にあるように見えてる壁や困難はじつは私の困難ではない、と気づいたからです。これは、神さまが仮で私に渡した、単純作業のようなものです。それがどうなろうが、どうとでもなるように、神さまが作っておられるので、私は任せっきりでいて、ただ目の前にあることを一生懸命やっていればよいのです。
もう既に、いくつもの問題が起こりましたが、その度に恐ろしく奇跡的かつ非常に常識的な方法で、色々なことが解決していきました。私はただ、笑っていただけです。自分の責任ではないもので悩むのは、やめました。私の責任はただ一つ。全力で楽しんで絵を描き続け、人さまのお役に立つことです。それを材料にして、絵を描けばいいのです。

結論自体はシンプルでした。
私は今日も、絵を描いてて、生きていて、幸せ、ということです。

金色の光

今から5年前、まだ日本に住んでいた私は2011年夏の個展の後、周囲の期待とは裏腹に、今の自分に希望が見いだせなくなりました。私自身がその環境に、一切の光を感じられなくなってしまったのです。
差し当たって、昔からの願いでどうしても学びたかった「絵で本を作ること」という目標に定めた途端、チェコという国を発見し、やりたかったことを全てできる最高の環境を見つけ、願い叶って留学することができました。
その時ずっと感じていたのは、やっと未来に希望の光が見つかった、という感覚でした。
感謝が溢れました。

留学当初、私はイラストレーターとしてはズブの素人で、みんなができることを、何一つできませんでした。
今までのやり方は全て捨てると決意しました。
そして、己の中で「芸術レベル」を一度下げて「デザインレベル」を上げることに専念
し、本を3冊完成させ、それからこれからやりたいストーリーも沢山見つけて、卒業しました。

今、2016年11月。
自らの未来への失望から約5年。
私は確かに欲しかったものを手に入れました。
そして人生は私を、芸術家の道へ呼び戻しました。

私はとても戸惑い、悩みました。
日本を出た理由の1つは間違いなく、「私は日本では芸術家として生きていけない」という、ある種の夢の挫折、断念だったからです。その思いはいつのまにか、「私はアーティストに戻ってはいけない」という思い込みにも変化していたのかもしれません。
でも、気づいたら今、私は外国にいて、住みたかった街にいて、手に入れる必要があった技術、心の持ち方、そしてそれ以上のもの全てを手にしていました。―「全て」といっていいと思います。私が日本にいたら到底想像もできなかったもの、全てです。

私を不当に扱う人に何度も出会い、その度に私は、自分にはもっと価値があると認めざるを得ませんでした。
最後の難関を断った今この瞬間、目の前に突然広大な野原が姿を現しました。
そこは金色の光で満たされていました。



私は気が付きました。
今やりたいことは、制作すること。
自分の制作をすること。
これがこの地でできたら、たとえもうここに住むことができなくなったとしても悔いはないと思えるだけのことがそれであり、今、その機会が与えられたということ。
それに関して悩む必要がないことは、不当で全くインスピレーションの湧かない大量の仕事を要求をしてきた人からの多大なストレスのおかげで、完全に理解できています。―神さまはそういう用意の仕方もするのです!

この夏に沢山の素晴らしい出会いがあり、私は既にいくつかのプロジェクトにむけて動き出しています。
再び、そしてより新しい形で、音楽家とのコラボレーションであるライブドローイングパフォーマンスを、少なくとも2つ、計画しています。
チェコでの書道家とカリグラファーとの交流展も企画しています。
何より、今どうしても個人的に制作したいテーマがあります。そのテーマで、なんとか個展をしようと思っています。もちろん、プラハで。
死んでも悔いがないと思えることにしか、私は動けないようなのです。
死なばもろとも。
やるしかありません。
今、とても気持ちが晴れ晴れとし、スッキリしています。
死んでいた全ての細部が、蘇ったような気分です。


30代はどうやら、「自分とは何か」を探し、表現する過程にあったようです。
制作した本のうち2冊が自分の人生や体験を紹介する本になったのも、偶然ではないようです。
自分のルーツを探る、名前に意味があること、自分のストーリーとは?という流れ。
外国に来て外国人として暮らすことで、私とは何かというテーマは自分が望んでいた大きさの領域へと一気に拡大し、そして拡大することで私自身の仕事である「核心部を見つけること」に繋がったと思います。
今、作り始めたのは、このテーマです。

http://akacoa.tumblr.com/post/152593755823


『墨と雪』という言葉。それに突然出会い、いてもたってもいられなくなって、制作が始まりました。
黒は、私を導き続けてきました。私は常に白地に置かれる黒を愛し、またその表現が最も得意であることも知っています。
画材を木炭にしても、黒のインクにしても、それは常に同じでした。
夏に書道家の溝口呑空氏と交流をさせていただき、チェコに帰ってからは硯に墨を摩って制作をしていた私はつい先月この言葉に出会った瞬間、私という意味を再び見出しました。
「ゆき子」という名の意味。
墨が導いてきた私の人生のことを。
また、『雪と墨』とも言うそうです。
お互いに反対の性質のもののことを指す慣用句だそうですが、私はつい先日まで知りませんでした。

それと、衝動的に描いたメモのようなこれを描いているとき、文字を書いていたら文字が自然に絵に変化していく瞬間を体験しました。
このような進行は初めてですが、書道の筆を持って作っているからだと思います。
今はしばらく、この感覚を追い求めていくつもりです。

今、私が存在する理由を表現しなくてはならない。
そう感じています。


A family tree / ファミリー・トゥリー制作

I really thank to the great opportunity to work with my dear Nikola Klanicova - calligrapher, of making a family tree of her client this week.
I visited her house and draw the brown tree.
It was really nice to draw with beautiful uncial letters of her, and good experience to make such a special construction like family tree. Because in this picture, I needed to make it branches  out towards down cuz ancestors were set on the upper part and latests are on the lower part.
Anyway I'm satisfied with the result.

友人であるカリグラフィーのニコラ・クラニツォヴァー氏と共に、クライアントの家系図を作る、という機会に恵まれ、今週行ってきて仕上がりました。
全部が全部ではないようですが、ファミリー・トゥリーの名のごとく、わりと木の絵と一緒に書くことが多いようです。
いつもはニコラが樹も描いてるのですが、今回は締め切りがタイトだということで、私を呼んでくれたようです。楽しく描かせていただきました!
今回はご先祖が上にいてそこから枝分かれして下(現代の子孫)へつながっていく、という構造だったのですが、自然に生えている木は通常は下から上へ枝が広がっていくため、不自然に見えないように、かつ構造として家族構造がわかりやすいまま見せるにはどうしたらいいのか…と若干悩みましたが、行ってみて説明を受けて考えた結果、わりと自然に見えるようになんとかできたかな、と思います。(木の幹が太いまま上に行ってしまうのだけはどうにもなりませんでした!先祖の名前だけ小さく書くわけにいかないので。。)
まぁでも、なんとか美しいものが出来たのではないか、と思います。楽しかった!こういう「絵描き仕事」は少し久しぶりでした。というか…絵描きとイラストレーションの中間みたいなお仕事だろうか。ま、絵には変わりない♪



Made it at her atellier. Slept and worked here!
彼女のアトリエで描かせてもらってました。寝泊まりもここで。

The final step of making. She added our name on the down part. Great!
作業の最後、作品下部に私達の名前が入りました。なんだか感動。。

Details.
細部です。



After working, we had a small Japanese cusine party with greatly-fresh baked fished and sushi by Nikola. (I don't make sushi. haha) She really cooks well and her cooking heals me a lot!
仕事完了の夜、ニコラが完璧に料理してくれた新鮮な魚の焼いたものと”スシ”で日本食ディナーをしました!あぁ、美味しかった……!ブルノには新鮮な魚を買えるお店が発達しておりまして、お値段も手頃。そのお店が料理の仕方も教えているそうなので、海なし県のチェコ人であるニコラも完璧に料理できるのです。鯛などを焼いてくれましたが、本当においしくて癒される…。




Other cooking of her. It's beautiful Czech traditional cuisines.
余談;彼女が作ってくれる、チェコの本当に伝統的な料理。







Her czech cuisines are really beautiful, tasty and healthy because it's made by a lot of vegetables!
When I eat czech cuisines at restaurant, it's always some high-calory things, so it was really the first time for me to eat real Czech traditional ones! I'm really lucky to have such a great chef friend :-D It's really great.
美しくて、おいしくて、野菜たっぷりで、健康的なんです。
レストランで食べる伝統料理は「単にカロリーの高いやつ」という感じなので、これが本物のチェコ料理か!と目からウロコが落ちました。
彼女がたまたま、本当に料理が上手で素材もきちんと見分けられる人だからなのですが、本当に私はラッキーでした。。嬉しい!


OK, back to the dinner table after the work.
さて仕事後のテーブルに戻りましょう。

I broght very good Sake which is from my Japanese friend. It was awesome! I, Nikola and her husband Jarek immediately finished drinking!
日本人の酒に詳しい友達が持たせてくれた極上の一本を持っていきました。すっごい美味しかった…!ニコラの旦那のヤレックと三人であっという間に飲み終わりました。( ´∀`)

I really thank you, Nikola and Jarek!!!
Every time we meet and spend time together, it's really natural and full of fun.
ニコラ、ヤレック、いつもありがとう!
彼らと過ごす時間はいつもとても自然で、本当に楽しい時間なのです。

And yes, also for one of my best friend cat, Wiki!
もちろん、今や大切なもう一人の友達、猫のヴィッキーにも。



Spring is coming.
春が来ているのを感じる昨今です。



Hope you have a nice-springcoming-days!
春に向けて、季節を味わいながら過ごしたいですね。

See you next time!
それではまた次回!

セスキ炭酸ソーダの代わりになるもの

近況はさておき、とりあえず書いておきたいことが。
この記事は男子は読まなくていいです(ニッコリ)。


私は布ナプキンユーザーなのですが、つけおきに使っていたアルカリウォッシュは日本から持参したものを使っていました。が、ついに底を尽きそうになりまして、本格的にアルカリウォッシュの代わりになるものを探し始めたのですが、「洗濯ソーダ」と書かれたものを来チェコ当時見かけたような気がしたのに、いざ探してみると、ない。。
どうしよう。。と困り果てていたある日、何気なくふと、普段あまり立ち寄らないROSSMANNに寄りましたら、あ…!あったあぁあぁ!!!
これです!!!
この「domol」というシリーズは、ROSSMANNオリジナルの商品なんですね。だからtetaにもdmにもなかったんですね…。。目からウロコでした。
これにちがいないと直感して帰宅し、水に溶かしてみました。うん、ぬるぬるする。しかも、なんかアルカルウォッシュより強い気が…。これは良いもの見つけた予感。

というわけで本腰入れて、ネットで「WASCH SODA」というドイツ語から英語に訳し、さらに日本語で言うと何に該当するか、みたいなのを学術的なとこから洗濯用語までだーっと調べまして、わかりました。
どうやらこれは「炭酸ソーダ」、またはそのまま「洗濯ソーダ」と呼ばれていたもので間違いないようです。
重曹だと血液汚れに弱いんですが、アルカリウォッシュ(セスキ炭酸ソーダ)は重曹よりアルカリ性が強いため血液汚れに強いんですが、実はセスキ炭酸ソーダというのは、炭酸ソーダと重曹を足して2で割った感じのもの(2ではありませんが、まぁイメージで)。ということは、つまり…そうです!炭酸ソーダの方が、分解力が強い!!

というわけで(二回目)早速直近の該当日につけおきして確かめてみました。
汚れ落ち、いい……!!明らかにアルカリウォッシュより強いです。しっかり落ちます。すごい!はースッキリやー=3
ただ、手につくとそのアルカリ性の強さゆえ、手荒れがひどいです。お酢をかけて中和して手を洗えば中和されますが、なんか手がお酢臭くなるし、手荒れ感はやはり否めません。
というわけで注意点としては、極力素手で触らずに溶液を作ってつけおきしたり、手で直接扱いたい時はゴム手袋をする、といったところでしょうか。
それさえ守れば、ヨーロッパにいても、快適な布ナプ生活が送れます!

いや〜チェコに移り住んで3年半、長かった〜!やっと見つけました=3
まぁあとはすごいのは、日本から持ってきたたった1kgのアルカリウォッシュが今まで保ったことです。笑
経済的だなぁ…=3


というわけで、ものすごくピンポイントの生活情報でした。