Weekly! Diary! February 1st / 隔週週刊日記二月①。

なんかやっとこさちょっとずついろんなものが楽しくなってきたような!感じが。するのですが、それまでが長かった…。そんな隔週ウィークリー!
These days I finally feel every small works are nice. hmmmm

最近の作業としては、まず絵を描いて、スキャンして、三色に色分け版を作り、更に色分け版を作ってそれぞれの版に分けながら色を塗り、重なり具合や濃度の調整をして、いったん印刷して、仮本を作ってしまいます。慣れたので作業もお手のもの。
そしてそれを持って外に出て(出なくてもいいのですが、食事時などに違う場所に行って一気にやった方が客観的になれるのではかどります)、細かいレイアウトや文章の直し、大きさの調整などを、作った仮本に書き込みます。
How I work these days is, at first I draw picture, and scan it, then divide that pic to 3 color layers in Photoshop, and start coloring the pics.
Then print and make the dummy book, and go out. Usually I go to cafe or restaurant and see the dummy book, and find mistakes or the point I need to improve on my pics or layouts. Because when I'm out of my house, I can be cool... you understand?
お茶を飲みながら、必要な文章を付け足したり、絵に足りないものを直したり、必要じゃないものを削る指示を書き込んだりしておきます。


それと、チェコ語の先生のところで翻訳直しもしてもらっているので、自分が書いていったチェコ語のテキストの直しも、仮本を作っていって直接書き込んでもらったり、先生に教えてもらって自分で書き込んだりします。
In addition, I'm writing text both in Czech and English, so I bring this dummy book to my czech teacher. She correct my mistakes, or translate where I couldn't.
こうした直しを家に持ち帰り、絵を直したり、
または手書きのテキストのチェコ語が間違っていた時は(もちろん頻繁にあります。w)、それを別紙に書き直し、スキャンして、
Then I bring it back to my home, and correct the data or texts, or draw again the serifs or pictures,
Photoshopに取り込み、大きさや色を調整し、また三版に分けて、三つとも元画像に取り込み、合成し、調整して、
then scan it to Photoshop, make it bigger or smaller, divide it to 3 layers, compose it to the original picture, then again color it, adjust it, work, work, work...
 またプリントアウトして、直ったかどうか、良くなったか、まだ改善するか見ます。
print it out again, and see how it looks. OK, or better, or still I need to improve it...
以上を繰り返します!( ´▽`)ノくそったれー
でも楽しいです!楽しめるようになってきた。
Repeating everything!
At first it was terribly tiring and boring and I couldn't enjoy it, but these days I feel better.
Hmmm, creating book is such a small works... isn't it...?

絵描きだった自分からすると、ほぼ単純作業に近く、どう楽しめばいいのか分からなくて、、、ここまでこぎつけるのは正直苦しみの方が強かったのですが、やっとやり方が多少体系化されてきて、一つ一つの作業を楽しめるようになってきました。
絵を描く作業と、色を塗る作業と、レイアウトや言語を直す作業は脳内では全く並列してないので切り替えがけっこうつらいんですが、慣れてしまえば気が乗った瞬間にどどっと作業できますね…というか、やっとできるようになってきました…。
ファインアートの自分と、イラストレーションの自分との違いというか、ギャップみたいなものを埋める作業が、1〜2月は特に続きましたが、やっとこさ埋まったかな?と思います。又詳しく書きたいですね…。
Actually, before I came to Prague, I was just a painter. So I just enjoyed painting. But I couldn't satisfy with it, so I came here. But these small works are actually very tough for me. I could hardly get used to such works, but, these days... maybe I found how I enjoy this. Or just got used to such way of living. It's sometimes very exciting. I wish I can work more constantly every day, every hours, every week... but it's impossible... but I really hope so. I need to improve myself. Anyway, I think I'm getting used to live as an "illustrator". ...I hope so!


さて日常編です。
Then, diary.
Opatovの図書館のギャラリースペースにて友達の個展があるので行ってきました!
日本に留学してすっかり日本にハマった、才能あふれるイラストレーターのドロタ・ブランナさんです。彼女にはほんと仲良くしてもらっています。そして、とにかく、絵が上手すぎます…
Now my czech friend, Dorota Branna's solo exhibition is held at library in Opatov, Prague. You can see her great watercolor paintings. She is really talented artist, and her works are really incredible. If you have time to visit there, I really recommend.




2/28までやってるので、興味ある方は是非!
とにかく凄い原画たちです…。
とにもかくにも上手いので、こういうカッチリした展示方法がよく似合ってました。
彼女、プリンティグにも精通しているし、こういう水彩の原画もすごいし…、いやどうなってんの?ていう感じです。
It's until 28th February!

後輩ちゃんが肉をスペイン土産にくれました、
…っておーい!肉!
よく分かってるね。(´▽`)
My friend gave me MEAT as souvenir from Spain.
Thank you, you really understand me... hahaha... yeah. (´▽`)

肉シリーズ。
カフナー(家鴨肉)のロースト食べたいね!といって、学校一緒の四人で食べに行った時の写真です。うちらテンション上がりすぎじゃろ!いやでもおいしかったー。ほんと天国。
Meat!
Maso! Miujeme Pecenou Kachnu!!! jo jo jo.
I think Japanese (of course including me) loves duck cuisine... don't we?
In Czech Republic, we can eat really nice duck cuisines. This is my favorite. Try!


まったく関係ないのですが、今までなんとなく買ったことのなかったアボカドを何故かこないだふと買いまして、何故かふと食べたくなって、わさびもないので醤油だけで食べてみました。
今までこの国で食べたどんな魚よりも、刺身の味がしました…。
…すごい…。
でも、わりとすぐ飽きました。
…なんだろ…
I ate avocado at my home, instead of raw fishes.
Do you know this? If you eat avocado with only soy sauce, you feel you're eating raw fish "Sashimi"... it's true! 
Then I ate this, felt that I'm really in Japan.
....crazy! (´ー`)


そして、学校で一緒だったフェルナンドの個展もやっています!彼は靴やカバンを作っています。手縫いなのです。すごい…。デモンストレーションとして靴底を縫っていました。面白いなぁ…。彼はとてもハートフルな人なので、久しぶりに顔が見れて嬉しかったです。
And he, Fernando is also one of my friend living in Prague. His solo exhibition is held at Artel Glass in Staromestska. He was sawing his shoe work as demonstration.



そしてその帰りのトラムで発見したもの。
Then I found crazy thing in tram on my way to home.
おい、トラムの中でヨーグルト食ったやつ誰だ。
あと殻を座席の間に挟んでいくな。
トラム車内でヨーグルト食ってる時点で衝撃なのに、ダブルでショックだよ。
WHO ATE YOGURT IN TRAM???????
I can't understand even someone eats yogurt in the tram, and also cannot understand why they leave the plastic here??????
Take it back to your home!!! Hey!!!!!!!!!!!


歯ブラシがへたってきたので買いに行って、これを見つけてなんかツボに入って爆笑してしまいました。
I went to by my tooth bruch, and found it. It's very interesting for me... what do you think? It's quite normal for you?

何これ!何付け替えられるようになってんの!なんでヘッド二つも予備ついてんの!何これ!
ニヤニヤしながら買ってしまいました。
まだ使ってません。笑
Why it's able to change its head? and, twice???
I don't know why but I really laughed with it. Yeah I must have been too weird to stay in drugstore. sorry, sorry... hehe... then I bought it.


まったくもって穏やかな冬のプラハですが、一度だけ妙に吹雪きました。
朝晴れてたのに、二時間ほどしたら突然ビュゴー!ぐおおおお!てなって、うおおおお!とテンションが上がり、写真撮りました!
This winter is basically very calm in Prague, but just one day, ...no, just 2 hours, a snowstorm came. Yeeeaaah! :-D

そしてこんなに吹雪いてたのに、二時間後にはまた晴れました。
……うおおい…!
I couldn't believe that morning was sunny, then storm came, and it became sunny again. It was just 2 hours... on no! I love snow!! I miss it a little bit.


ある日、なんかよくわからない空間で一人でよく分からない気持ちになりたい。という気分になり、プラハ唯一のラーメン屋に何故かふらりと行ったところ、なれました。
One day, I felt I want to feel very very weird atmosphere as i'm in the space or somewhere. I thought where should I go, then decided to go to Ramen bar in Prikope.
とんこつラーメンとチェコビールで
なんかこんな色の照明がチカチカする下で食べて飲んで、ぼーっとして、考え事や書き物をして、本の校正とかをしていたら、
なんかトリップできました。
意外なところで出来るもんだなと…。
As a result, it succeeded.
I sat under the strange light lighting blue, pink, yellow (it frequently changing), and I was eating Japanese cuisine, and drunk my favorite czech beer, so I felt.... very weird. Yes. It certainly succeeded.

その帰りにヴァーツラフ広場で、火のついたたいまつ的なものを回すサーカスみたいのをやっていて、火ってこわいけどきれいだなぁ。と、なんだかまじまじと見ていました。
そんなトリップでした。
and on my way to home, I saw a fire show like circus. It was great. Fire makes me feel scary, but was very beautiful.
I felt very weird again.
It was good night. 

いや、ほんとは精神的な疲れが溜まってるので旅行に行きたいんですが、なんか行き先がなくて…。全然決まらないんです。
なのでとりあえず、身近にある範囲でもできないかな、と。
この日は成功しましたね。

何か、
どこにも行きたくないけどどこかに行きたい、
どこかに行きたいけどどこにも行きたくない、
ていう時って、ないですか?
私はわりとあるのですが、今正にそういう気持ちです。
旅行ってやっぱり、どこでもいいようでいて、どこでもよくないんですよね。何だろうね…。


で、ま、最近は、土曜か日曜にレストランに一人で行き、おいしいものを食べながら頭の整理をしたり、気持ちを落ち着かせたりしてリセットする、というのが習慣になっています。
また鴨を頼んでしまった…。が、ここのはチェコの伝統料理の味付けと違い、オサレな味付けで日本人でも安心。胃にもたれにくい。w
These 2 months, in the weekend I went to restaurant alone, and look back this one week and calm my mind.
Today, I ordered duck again... omg... but taste was different than czech traditional one, so it's quite OK, I think.

(´▽`)

ではまた。
どうぞすてきな一週間をお過ごしください。
See you next week!
Have a nice week ahead.

HIKIKOMORI The Weekly Diary / 週刊不定期日記1月②

わああああ2月になってしまう!!
驚きの週刊日記一月の第二弾です。
ひたすら家で制作する毎日で、さすがにストレスというか、なんかもう引き蘢ればいいのかどうすればいいのか分からないという凄い状態です。
I'm surprised that February will soon come... omg.
These days I'm almost at home and make artworks... it's, hmm, comfortable but stressful... you see?

こんなようなことをしています
Doing like this.
とにかくここ一ヶ月闘い続けてきたのが、「色を使った印刷法」のことです。
何色をどう重ねどういう効果を狙うのか、シャドーを何の画材で何色で表すのか、ペンタブ塗り、鉛筆、筆、筆ペン、マーカー、その色の濃さと全部試し、そして例えば同じ青でも紫寄りの濃いのがいいのか爽やかな水色かこっくりしたシアンかと全部試して、もはや何がいいのか分からなくなって少し時間を置いて、だとかいった行程を「あっだめだ、やり直し!」てなるたびに全部やり直して、やり直して、やり直し続けて、やっぱり直す!といってまた最初に戻る……という作業をし続けていました。
やっと色は決まり、塗り方も大体見えてきて、複雑すぎず、かつ味気なくない塗り方、重ね方が見えてきたところです。
その一方でもちろん話も進めなくてはならないわけで、ドローイングもちこまかと描き進め、文章をつけ、先生に盛大に直してもらい(チェコ語で書いています)、そしてまた書く…作業…。
What I was struggling through this month was about color printing. I'm not really sure how colors works when multiply them. So everyday I was testing many colors on PC, or makes textures or shadows in many kinds of art materials, then scan it, color it, etc... and of course I needed to make story progress, then I draw, scan, make colors, annoying, struggling, blah-blah-blah...
But at least I could have decided colors which I use. Whew. ok.

その中でどうしても、今まで13インチのMacbook Airでやってきた作業に限界を感じました。作業量が多すぎるのに、画面が小さすぎるのです。
もう、ストレス、ストレス、ストレス……。大きい画面で作業したい!
しかして去年実は、テレビを買ったわけです。その理由の半分以上は、テレビを作業用モニターとして使うため。だったのに、いざ繋げてみたら何故か解像度が上がらず、画面が大きくならなくて、ガッカリして諦めていたわけです。
あぁ、テレビ勿体ないなぁ…。もういっそテレビ売ってモニター買おうかなぁ…でもテレビはまだ要るか…でもモニターがないと…もうこれ以上作業が進まない状態じゃダメだ。ええい、もうモニター自腹で買うしかないっ!とそこまで決意し、どんな機種がいいのか等といろいろ検索をかけている途中、ふと見つけました。「クラムシェルモードでテレビと接続する」というページを。
……ん?クラムシェル?なんか聞いたことあるなぁ、画面閉じても操作できるってやつだっけ…、そうかペンタブ持ってるから操作はできるなぁ…、
どれどれ、なになに、電源コードを繋げて、ケーブルも繋げて、そして画面を閉じる、っと……
…………ん、ん……ああ……あああああああああ!?
でっできてるやんんんんn
画面ちゃんとでっかくなったよオイーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!
この一年は何だったんだーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!
と…いうわけで、クラムシェルモードでの起動でないと画面解像度が上がらないようになっていたようです…。もう何をどういじってもそうらしい…。はあぁ…なんと…なんと長い一年だったことでしょうか…。しかし、そういうわけでやっとこさ、大画面で作業ができるようになったのです。。
まだ作業をちょこちょこしつつも、色や輝度の調整、画面の大きさ、操作周りの調整をしていましたが、そうこうするうちに目が慣れて、今晩からようやく本格的に作業できるようになりました。データの細かいとこまでくっきり見えるし、本のデザイン直しも画面全体で確認できるし…ありがたい!!作業効率が全く違う。。。
Er... then, I've been annoying also about working with my small laptop. 13 inch monitor was too narrow for me to edit books or making illustrations, but I've bared for a long time. Actually, last year I bought a TV, and I wanted to use it as a big monitor for PC, but I couldn't make it. So, I thought now I really need a big monitor then I have to buy, and started searching for nice monitor, but I found an article that was written about "cram-shell mode".... hm? what? cram shell?? ok I'll try, .... , .......what? .....OMG I GOT IT!!!!
....so, now I'm able to work with a big monitor. Thank you god... now I got monitor!



てわけで、ダイアリーで気を抜きましょう。。
Then, normal diary.

これは、くまこの最新作品のテストです。





なお、現在は大幅に変わった模様←
本番が楽しみですね。
がんばれ!締切前の若人たちよ!!!←必修を全部終えてる学生の余裕
Photos above is new works of Kumako (my friend in school).
Cheers!

ちなみにこの日彼女の家に行った理由は、私が自分を鍵なしで外出してしまって自分を家から閉め出してしまったため…。合鍵を預かってもらっているので、受け取りに。。地獄を見ました。制作モードに入るとかなりボケボケになります。財布を忘れて買い物に出かけるといったサザエ行為もしょっちゅう。今は気をつけてるので大丈夫です。w

今日出かける時、建物の入り口にシュールな椅子が運び込まれていました。
…なんかすごいシュール…。一体どこの国の…?
Today, when I went out, I found this strange chair is in the entrance of my apartment.
Where is it come from...?

おいしいご飯シリーズ。今日もおいしかった。引きこもりやってちゃダメだと実感した…
Today's dinner. Very good, I love this restaurant.

名前間違えられシリーズ。今回は「ユキノさん」になりました。
よくこういうのはある。過去にあったのは「Yukimo」とか「Taina」とか。よくある。実によくある。
Often I found such mistakes of my name. It's very interesting for me.

友達が誕生日プレゼントに肉をくれました、
……えっ?w
私が肉好きだと知って以来、この夫婦は私に肉を誕生日にくれます。

それとタイポグラフィーが毎日変わる、日めくりカレンダー!!すばらしい。毎日めくってます。毎日違う文字が現れるよ!ありがとう!
正直、東京にいる時はこういう「ちょっとシャレた商品」が溢れてるから、そういう中に埋もれてしまってなんとも思っていなかったんですが、チェコくんだりまで来ちゃうとこういう商品が如何に素晴らしいかに気づかされます。ある意味刺激に飢えてるというか…。外国出て来てよかったって私は思います。慣れきって知ったつもりになるよりも、当たり前のものを当たり前じゃないって気づく方が好きだからです。
My friends gave me meat bars and typography calendar. Both are very nice. Everyday I can see the new typography. Nice!! Thanks a lot!!

久々にチョコレートスコーン作りましたらとてもおいしかった…。Yummy. I made chocolate scones.

家の前の公園が着々と何かが出来上がっていってます。先日はこの木の杭が突然立ちました。おお、…柵?楽しみっす!春には完成するらしい。
Park is building near my house. hmmm I'm looking forward to see the perfect part in Spring!

写真で見えるか分からないんですが、すごく細かい雪の粒がシャラシャラシャラ〜と降った午後があって、ものすごくロマンチックでした。わぁ、まるで外国に住んでるみたい!!としばらくワクワクしながら眺めていました。…いや、外国に住んでるんだよね。と自分でツッコみながら。
One day, very small snow balls fell... how can I say in English? but it was amazing, very romantic scene it was.


友達が自家製のイチゴジャムをくれました!チェコ人なのに日本語でいちごって書いて、ラベルまで手書きで。嬉しかったです。もちろんすごく美味しかった!
My czech friend gave me homemade strawberry jam! it was so cute and very tasty. Such homemade things is really nice... I feel love.


それでは、また次回。
Then, see you next time!

Yukiko

『シンパティツキー作戦』



外国人が一人、外国で暮らしていくには、工夫が要ります。
柔軟になり常識を捨て去らなくてはならないのは基本中の基本ですが、更に言うなれば私は「この人、なんだか親身になっちゃう」と相手に感じさせる作戦が有効だと思います。これを行えば、一気に味方も増え、用事も的確に済ませることができます。逆に言えばこの一手間を怠ってはなりません。英語が万能だと信じてる人はかなりの盲目だと言えると個人的には思います。英語は決して万能ではないのです。万能なのは、人間においては柔軟性と努力のみです。

例えばチェコ人は、英語が苦手というか、苦手意識が強いです。実際全く英語がわからない人もたくさんいます。最近では英語分かる人も若い層を中心にわりと増えてきてはいますが、やっぱりまったく英語がわからない人も沢山います。街で買い物ひとつするにも、ご飯食べるにも、えっこんなの通じないの?ということがまだまだ多々あります。
4年前初めてこの国に来たある日、レストランでご飯食べていたら隣の席の夫婦の旦那さんがウェイターに「ナイフ下さい」と言ったが通じず、奥さんが知ってたらしくてチェコ語で「ヌーシュ」と言ったら速攻でナイフが出て来た、とかいうのを最初に目の当たりにして、あぁやっぱりチェコ語頑張らないと…と思った記憶があります。
あとはアジア人もわりといるんですが(わりとといっても少ないんですけど…)、外国から来たなら英語がわかるだろうと思って話しかけたら、そのあたりの皆さんは労働のために来ているため、英語をすっとばして商売に必要なチェコ語しかできないので通じない、なんてことはこの国ではほぼ常識です。従ってアジア人同士だとけっこう英語ではなくチェコ語で会話することが多いです。向こうが同士だと思って中国語で話しかけてきて、ご、ごめんなさい…とチェコ語で返すこともしばしば。笑
なので、この街で本当に快く買い物がしたかったら、やはりチェコ語が必要なのです。日本でも、商店街でオバチャンやオッチャン相手に欲しいものを伝え、探してもらい、買うとしたら、なかなか英語では期待できませんよね?それと全く一緒です。

従って、チェコ語が必須です。
しかし実は、大事なのは語学力ではないのです。チェコ語をペラペラ喋れるかどうかの前にもっともっと大事なことがあるのです。
それは「チェコ語を喋ろうと努力する姿勢を相手に見せたかどうか」です。

自分自身の経験でも、街角で見かける光景でも、本当によくあるのが、英語で「エクスキューズミー?」なんて言っちゃおうものならチェコ人にガン無視されるかその場で「Ne」(Noという意味)と一言で拒絶されるかのどちらか、というものです。ものすごく冷たい視線で見られて、何だこいつ?という顔をされて終わり。お店のオバチャンにそこまで冷たくされると、なんていうか、心がボッキリと折れます。軽くやさぐれます。やはり女の人には優しくされたい。(願望)
そこで「シンパティツキー作戦」です。Sympatickyとは、訳しづらいのですが、まぁなんというか冒頭に書いたように、親しみを感じ助けてあげたくなるような、感じのよい人だなぁ、という印象を与える人、という形容詞です。とにかくこれを徹底するのです。

まず、最初に話しかけるときから必ずチェコ語で話しかけます。
ちょっとすみません、私こういうのを探しているんですが、ありませんか?
と、無理にでもいいのでチェコ語で説明します。
徹頭徹尾、チェコ語を使います。
苦手意識など犬に食わせておいて、とにかく知っている単語を次々に繰り出すのです。
そうすると相手は無視できないので聞いてくれると同時に、私が一生懸命ジェスチャーやら何やら、絵解きまでしたこともありますが、やらで全身全霊で探しているもの欲しいものを伝えようとすると、だんだん引き込まれてくるわけです。何だろう、この子は何が欲しいと言ってるんだろう、あれかな、これかな、あれのことを言ってるんだろうか…と相手が想像力を働かせ始めたら、こっちの勝ちです。
ここまで来たら最後に一言、どうしても分からないその単語をぽつんと、英語で言っても案外通じたりするから驚きです。試してみてください。なんで最初から分かってくれんかったの!?と思わないでもないですが、要するに相手の苦手意識を取り除く努力をすればそうなる、ということなんです。何しろ相手は、潜在的には英語がなんとなく分かるのです。(多分日本人よりはずっと)ですからその相手の苦手意識を取り除くために、チェコ語をとにかく喋っていくことで、あちらの気分を「これだけチェコ語で喋ってくれてるし、なんか理解できる気がするぞ」という方向へ持っていくのです。
あとはその人が出してきたものを見て、いやこれじゃなくて、とか、これです!とか、もうちょっと小さいの、とかジェスチャーまじえて会話を続けていれば、用件は無事済みます。またはそこまで行けば最後に一言だけ、それを説明する単語を英語で言っても、なんとなく伝わるというわけです。あーはいはいそれなら分かるわ、これでしょ!なんつって、意気揚々と商品を探してきてくれます。そしてちょっと冗談なんて言ったりして、その意味が分からなくても笑って帰ってこれます。(笑)
買い物を笑顔で終わらせるのと、何を聞いても梨の礫で不愉快な気持ちで店を出るのとでは、その日の気分が違います。。気分よく暮らすには、チェコ語を話すことだ、と私の身体に染み付いたのも、無理もないと思います…。はい。

結局、チェコ語で全部説明なんて出来なくていいんです。チェコ語を話そう、理解しようとしているという姿勢を最大限究極まで見せるのが大事なのです。
…とはいえ、三年もいれば単語もだいぶ覚えましたし、質問のバリエーションも増えてますし、挨拶は流暢にできますし…。今は既に初心者とは言えないかもしれません。ただ、何も分からなかった来たばかりの時期からずっと共通してるのは「多少分からなくてもいいからチェコ語話した方が成功率が格段に上がる」ということ、だけです。私のチェコ語なんて、乳幼児にも劣るレベルだと思いますが(実際5歳児ぐらいが喋ってるともう難しくて何言ってるか分からない)、それでも例えばアパートの住人と顔を合わせればチェコ語で天気の話とかしますし、鍵をなくして待っている間どうしてもトイレ行きたくなって困った時に上の住人にトイレを借りに行って、ついでに世間話をして帰ってきたりとか、そこんちの7歳児と飼っているカメや猫の話もまぁなんとかできましたし(笑)、これ英語でも何て言っていいか分からんけどこれが欲しい!という時にお店の人とやり取りして新しい情報をゲットしたりとか、なんとかなりました。これが英語で話しかけた瞬間に、相手が英語に多少自信のある人でない限りほぼ100%不可能になりますからね…。英語で話しかけてガン無視されてしまった外国人を助けて、私の訳わからないチェコ語でなんとかその人の用事を達成できたとかいうこともよくありました。
私はほんとに、チェコ語喋れるわけでも分かるわけでもなく(勉強も続けてますし、努力はしていますがやはり難しいのです…)、ただ、努力する姿勢さえ見せれば、そのうちなんとかなる。んですよね。努力を続けないと話せないし理解もできませんが、努力を続けていれば必ずできてきます。語学の才能がある人なんてほんの一握り。大抵は、尽きない興味を原動力に努力を続けたか否か、それだけではないでしょうか。

でも、それってある程度どこの国でもそうだと思うのです。その国の言葉を喋ろうと努力すれば、現地の人の心を多少なりとも掴むことができます。でもそれをしない限り、外国人は「お客さん」です。仲間には入れてもらえません。外国人コミュニティーはふくれあがっていきますが、肝心のその国に来たという実感が持てる現地の友達や仲間はできていかないわけです。結局、なんでも同じなんだと思います。

例えば日本で、外国人が一人でぽつんと立っててなにかすごく困っていそうでこちらに来て、少しでもいいから分かる範囲で精一杯その国の言葉を喋ろうとしている人を見たら、なんか分かりそうだなという感じがしませんか?そしてもし彼の言うことが理解できたら、助けてあげようと思いませんか?それが不完全な日本語かどうかなんてどうでもいいし、理解できて助けてあげて、ありがとうと言われたら、嬉しくないですか?
例えば私のチェコ人の友人で日本に一年留学していた子は、洗濯用洗剤が欲しくて薬局に行ったものの、なんて言っていいのか単語がわからなくて、「洗濯パウダー、ください」と薬局の人に言ったそうです。(笑)でも通じた、と。そうですよね。そういうことだと思うんです。。洗濯パウダーと言われれば、誰だって洗濯用洗剤でパウダー状のものが欲しいのだ、と分かります。別にそれがおかしな日本語だなんて思いませんし、むしろ私は「洗濯パウダー」という機転の利かせ方にちょっと驚いたぐらいです。。
でも、もし彼がその努力をせずに、一言目から偉そうに、いかにも外国人です風に流暢に「エクスキューズミー?キャヌアイアスクユー?」なんて言われたら、あっ何この人英語じゃんもうダメだ、と思いません?その英語が早口で流暢だったらもう完全にお手上げです。もし彼が私の知っている単語を喋ったとしてもイヤだと思ってしまいそう。でも苦手意識ってそういうもんじゃないでしょうか。同じなんだと思うのですよ。基本的に。

だから、まず外国人はその国の言葉を知る努力をすべきだし、それを受けてもっと知りたいと思った現地の人は英語や、その外国人の国の言語を知ったりとかすれば、もっともっと広がる、と思うのです。
私はそういうのが好き。それをしないではもう生きていけないと、つくづく感じます。

人類、お互いに努力を怠らずに生きていきたいものです。

……なんか話がでかくなりました。(´▽`)



週刊不定期日記 2015年1月 / Weekly Diary Jan.2015

改めまして、あけましておめでとうございます♪
Happy new year everyone!

ハチドリのサンキャッチャーさん。友達が送ってくれました。
なんともプラハの街とマッチしますね…
My friend sent me this sun-catcher. It really matches to Prague town...!

1月に入ってからは、とにかく制作に集中しなくてはならなくて、毎日もがいていたらいつのまにかもうこんな日付という感覚です…。ふおぅ…
とにかく今は毎日絵を描いてもがいています。
どうしてもどうしていいか分からないことがいくつかあって…
試行錯誤を繰り返しています。
遅々として進まないと思うよりは、一歩ずつだけど前に進んでると思うことにしています…
いや、実際進んでるからね…うん…
From January, I needed to concentrate to my diploma work, so anyway I was drawing and trying to make the illustrations, i'm just struggling with everything... I think the beginning of writing books is the most difficult time. uuuauaghghaja.....!

で気づいたらこんなことになっています
and I was aware of my situation...
インクがついた手でかゆかった肩でも掻こうとしたのでしょうね…。
トイレの鏡で気づいてびっくりしました…
maybe my finger had black ink from the pen and I wanted to scratch my shoulder... 

今、作業してる机はこんな感じになっています
Now my desk looks like that.

寝室に枕元ランプも買ったので(激安だった…千円ぐらい)、家中のいろんなとこでとにかくちょこまかと描いています。
I bought a small lamp on my bedside, then I'm drawing all around the flat.

全然関係ないのですが机のすぐ横が台所で、ふとカメラ置いといたらシュールな絵が写ってたので撮りました。なんかミニマリズム。
ちなみに換気扇です…
Just took the picture of fan in kitchen.
Hmm Minimalism... hey?


さて日記編。
Then daily things.

今となっては遠い昔って感じですが、お正月はちょっとだけお正月っぽくしてみました。
This year I brought an new year's ornament from Japan, so I had a smell of Japanese new year's day.

雪のプラハ、今となっては懐かしいです…最近は雪でなく雨です。。
今年も恐ろしいほどの暖冬…
Snowy Prague. Nice... but this winter is very warm again, so these days only rain falls. it's a little bit pity...

クリスタルの鏡割りをしましたよ。お正月。ジオードきれいだ。
I cracked a crystal geode in the new year's day.
great. I got 3 pieces of crystal flower from one geode...

年越しの市内一斉花火を見に行ったときの写真。
見づらいですが子供二人が花火してるのがかわいかったので…
ちなみに市内で上がるのは市民が勝手に買い込んだ打ち上げ花火でドカンドカン言うのでこんなに可愛くありません。笑
On the end of the year(31th Dec.), adults do the big fireworks, and children do the small fireworks.


制作の合間に作ったラッピングペーパー。
I made normal wrapping paper. Yeah very easily... light one...

こんなんで簡単にできるやつをちょこちょこ作るのにハマっています。
小さなブランドを作って売りに出たいなぁと思ってるのです。
I want to have a small label with such light things, in future.


ブーツを修理に出しました
My boots' heel wore down, so I brought it to the "opravit" shop, then he repaired it perfectly. good quality!

Before

After

カンペキ!
Perfect!

ついでに最近、ガス給湯器から少し水漏れ?みたいなものがあったので大家さんを呼んだら、なんとお父さんがエンジニアだそうで、お父さんと大家さんが来て速攻でこれまたカンペキに直してくれました。
対応も早いし本当にいい大家さんなんです…。感涙…
and these days I felt slightly water-leaking from gas system, then the owner and his father (He's the specialist!) came to my flat and fixed perfectly. Now it works very silently and quickly, and of course no water leaking!
親子二代の図。
ちなみに息子さん(=大家さん)はオフィス系のビジネスマンなのですが、家で何かあって連絡するとすぐに返事をくれるし、見ないと分からないものは一日か2日以内に必ずさっさと来て見てくれて、けっこう大概のものは自分で直してしまいます。
お父さんが来たのは今回初なのですが、なんとうちの台所を配線して組んだのもお父さんだそうで…。すごい…
やっぱり親が器用だと子供は背中を見て育つのですね。。
まぁこうやって直接教育も受けるわけだしね。。
ガス配管を直してくれてる時も、ほらここを見ろ、こうなってるだろう、ここがこうだからこうなんだ、とお父さんが全部説明してました。はー…すごい…
Father is engineer, and the son (my flat's owner) was explained everything by father. This is the best education, I think. (but if the son's never interested in such things, it must be the hell... :( )

そして車のおもちゃで遊びながら待っている息子さん(三代目)。
Then Father's son's son is waiting for them, playing with his car.


さておまちかねの(?)飯編。
yeeeeeaaahh cuisines!
ほとんど食べ終わった後で申し訳ないのですがあまりにもおいしすぎて撮らずにいられなかった…
牛のPupekという部位のステーキだと書いてあって、食べながら辞書を調べていたら、ハラミだということが分かりました。
ハラミのステーキって…!美味いに決まってる!!
あぁ、チェコ…やめられない止まらない…w
It was steak of beef "pupek".
Great, Great, Great.. so I couldn't stop taking photo of it even though I almost finished eating it... sorry for ugly picture!

こちらはタパスとか出す、スパニッシュなのかな?一応。のお店。
とにかく美味しいんです、ここ…。
Those were spanish (?) restaurant. It's quite excellent restaurant, I think.
うますぎた… 

久々の「肉と後輩」シリーズ。後輩いじり。
"My friend and the meat"series. haha.
いい顔してるぜ…くまこ…!
Good smile! Kuma!

こちらは「デカフェでカフェラテ作ってくれない?」と頼んだら出て来たもの。
This is decaffeined-caffe latte. This was also very nice.
すっごい美味しかった…味わいがソフトだけどコーヒーの香りが残っています。
やっぱこういうものには価値があるよね…。ありがたや…
Soft and mild taste but still coffee smells. Genius.

あと前々関係ないのですが好物のクレープに、友達がくれた自家製のジャムと生クリームを挟んでみたらすごいおいしかったです。ジャムとクレープか…意外だ…。…どんどん甘党になっていく…
It's homemade crape. Homemade jam and cream... nice, sweet... omg, before I came to Prague, I didn't eat much sweet things, but now I eat a lot... oh no, no... but... I like it. yes.

以上ですとにかく制作頑張りますぐああーーー!
Anyway I keep struggling with books!
Bye :)

新年にあたり。

あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いいたします。


新年を迎えて、今までの私と今年の私の決定的な違いが一つあります。
それは、自分が絵の力を使って「何をしていきたいのか」が、まだ多岐に渡って絞れてはいませんが(今から絞る必要はないと思うのですが)、過去35年間の中では比べ物にならないほどはっきりとしている、ということです。

絵を描くだけなら、誰でも出来る。これは正直そう思います。そこそこセンスのある一般人なんかたくさんいます。「描けない」という人は、コツを知らないのとトレーニングをしてないだけです。本当に誰でも書けるのが「絵」なのです。たとえそれに意味があろうとなかろうと、人が書くものを握り、何か文字ではないものを描いたのなら、それは既に「絵」です。

では、絵を描いてる私は一体、その「道具」を使って何がしたいのか。
これは絶対に重要な問題でした。

ファインアートの世界に、私の居場所はありませんでした。
この世界の界隈の方たちはとても良くしてくださいましたが、本当に会話や価値観が噛み合ったことは一度もなかったということを告白します。
絵を描くことしか出来なかった私は、この場所にいても時間の無駄だと判断しました。それが2011年に活動フィールドを見直したきっかけです。
そして、どうすればいいかは分からなかった。文字通り真っ暗闇の状態だったと思います。

それを自力で見つけることを手放し、「本を作りたい」というだけの気持ちで探した新しい行き場所が、過去在籍したはずの「イラストレーション」という分野。
しかしチェコやスロバキアのシュールな感性と実力の地で存在するそれは、日本とは全く違う性質と専門性と芸術性を持ったものでした。
ここに来てとてもしんどかったですが、本当の意味では私はここに来て初めて「呼吸」したのだと思います。
大きく息を吸って、吐いて。
あぁ、ここだと。
はじめて、息をしたのだと思います。

やっと始まった私の人生。私の居場所。
まだ、この「イラストレーション」という道具を使いこなせておらず、四苦八苦しつつの毎日ですが、この道が間違っていないことを深い場所ではとっくに確信しています。あとは頑張るのみ、なのです。

この場所に来て、信じられないほどのことがたくさん起こり、多くの方にサポートしていただき、世界がぐんと広がり、逆に日本でも今までなら出会えなかった方たちと出会うことができたりしています。以前までの私でいなくて本当によかったです。そしてもちろん、チェコで出会ったたくさんの人達とも…。外に出なければ一生出会うはずのなかったたくさんの、全く違う国や地域から来た友人たちと普通に会話しているたび、なんだか不思議な気持ちにさせられます。でも、この「普通に」会話してる、という感覚はほんものなのです。本当に自然なのです。。私は案外、こういう場所で生きるのに向いていたのでしょう。いや、案外でもないでしょうか。。
全てに感謝あるのみです。

今は自分が何をしたいのか、何を目指したいのか分からない若い人、たくさんいると思います。
諦めないでください。ただ生きて続けるしかできないとしても、それが必ず意味を持ってくる。続けられないならそこで終わりです。苦しくても続けることができれば、乗り越えた辛い場数の分、絶対にあとで、苦しんでいない人が絶対に手にすることのできない自分の答えを見いだします。その時、あなたはとても納得し、過去耐え抜いた自分に感謝するはずです。今の私はそうです!自分なりにできることをやっていくしかありませんが、それをするのと辞めてしまうのとでは雲泥の差です。
みんな苦しい。だからこそ諦めず、かつ自分がそれをやりたいっていう頑固な部分に関しては諦めて(笑)こつこつ続けていってください。
チャンスは必ず来る。その時に全力で取りに行くためにも。。!

そんなわけで、「絵」を使って何がしたいのか。に対する私の答えはこうです。
「『絵』を使ってものを作る。」
そういうことです。はい。


冬のプラハ。
年末一時帰国して戻ってきたら、雪でびっくりしました。きれい。
ここ最近は0℃前後、雨と雪まじりの降雨を繰り返しており、積もったと思ったら消えたりと魔法のように景色が変わっていっています。

早いもので、今年は年女になります。。
未だに戸惑いながらなのですが、そうも言ってられないので、とにかく尽力します…。うぁ…頑張ります。

ゆきこ

週刊日記12月第二号 / Weekly Diary december vol.2

いよいよクリスマスシーズン。
Now it's christmas time!
今年はラッピングペーパーとギフトカードを手作りしました。
This year I made the wrapping paper & cards by myself.
ゆるキャラです…ちゃちゃっと描いたら緩くて面白かったんで、そのままカードとペーパーにしてしまいました。
mascot reindeers. I made it very relaxingly.

買ってきたやつかと思った!と今のところ言われております。いい感じかな?と。
feeling nice for you?
actually I like it.


学校も、今週でコンサルや作業等は全て終わりで、10日ほどのクリスマス休暇に入りました。
休みに入る前に教授とちゃんとコンサルできて、この調子でいいぞ!ということだったのですごいホッとしました…。引き続き頑張ります。。
仮本を作って持っていきました、まだまだ最初の8ページほどと全体の構想程度ですが、具体的なアドバイスが聞けて本当にほっとしました。
This was the last week of this year at school. I got personal consultation and good advice, and he said it's nice and ok so I feel better now... :-D
I made a dummy book of my project. It's still beginning 8 pages but better.

いい本にしたいな!
子ども向けの本にすると話すと、いろんな人が目をきらめかせています。私にできるのか少し不安なんですけど、できると信じてがんばります!
そして、もしかしたら二冊組になるかもしれません。
アドバイス貰うまでは一冊になんとかまとめようとしてたので、そうかその手があったか!と思いました。
おーし=3
I'll do my best on this book!
it's for children. I never made books for children but I believe in myself... I need to believe. hm. I hope it'd be a good book!


あと、カリグラフィーやってたら書道がむしょうにやりたくりまして、
それと「ばらかもん」というマンガを読んでいたらこれまた無性にやりたくなりまして(あとこれ読むとほんとに田舎に住みたくなる。富山懐かしいなぁ)、
中国の書道の筆が画材屋さんで売ってたので買ってきて、たまに書いてます。
子どもみたいなんですが、好き勝手描くのは気持ちよくて、なんかいいです。
文字の力を形にするのは、なんで今までやらなかったんだろう?と本当思います。
As I practice western calligraphy, I gradually want to do Japanese calligraphy too, so I bought chinese brush at art material shop and sometimes I do Japanese calligraphy at home.
I'm not professional so I think it's like child calligraphy? but I really feel comfortable.
Many people in czech republic thinks that "calligraphy" means just Japanese calligraphy, but it's crazy... western calligraphy exist in this country also!
anyway, this one is wrote "The Star".
反転してみたら星空のように。
Just turned black to white with photoshop, hmm it's like a starry sky.

そんなことを言ってたら、星空みたいなブレスレットに出会いました。
Then I encountered a bracelet which is like a starry sky... from India. 

it's indian coin. (maybe)
留め金?のところがインドの硬貨みたいです。
実物を知らないので「多分」ですが。
久々にテンション上がりました。。自分にプレゼントやな…

うちでものすごいまっすぐ伸びているアロエちゃん。
天まで伸びろと言わんばかりに。
Aloe in my home goes really straight to the sky. really straightly!

夕暮れプラハ。
Praha at dusk.


友人たちの展示にて。
At my friend's exhibition.
under 2 photos are my friend's creation.
Betlem!

Kral.

これは展示会場の人形屋さんでの売り物。
よく出来てるなぁと…特に脚線美が…すごい。完璧。
it's sold at this shop which exhibition is held.
She has perfect line on her legs and it's impressing...!
大盛況でしたよ!
Many people come!

友人宅で頂いた鯛です!おいしすぎて…。
Bream fish with asian spiced sauce... amazing...


そしてこれは、チェコ語の先生が持っていた、子どものためのクリスマス教育?の本。



This is an amazing christmas book for children. My czech teacher bought it in USA 20 years ago. every day has small book written christmas episode, parents read it for children 1 by 1, then 24th is the final. it's nice system and really beautiful design and illustrations!
毎日一冊ずつ、クリスマスに関するエピソードが描かれた4ページの小さな絵本を親が子どもに読んであげて、クリスマスを学ぶとともに、毎日少しずつクリスマスが近づいてくることも実感できます。そして24日のイエスさまが生まれるところで終了。
絵もデザインも、このシステムも、素晴らしいなぁと…。これはすごい。感動しました。

そして翻訳コンサルの帰りに先生がこれをくれました。「宿り木」です。寄生でしか生えないんですけど、これを誰かに貰うと、愛と幸運を新しい年にもたらすのだそうです。…自分で買っちゃダメなんだそうです!危なかった、今年はこれを買って家に飾ろうとしてたのです…。なんとなく三年目にして欲しくなったので…。(笑)頂けました!嬉しい。
完全に干して、金色や銀色にペイントされたものをよく見かけますが、「生」のもあるんです。生のは実がついてるんですよね。生は初めて見ました…でも嬉しい。
Then my teacher gave me this czech lucky item for new year, "Jmeli", the mistletoe.
If someone give it to you, you should set it under the door inside. Then this mistletoe brings you happiness and love!


そして。
友達が開催してくれた、「チェコの伝統的なクリスマス」の夜!
本当のクリスマスは家族と過ごすので、前の週にやってくれました!感謝。
And my czech friend held for us Japanese friends to have a "czech traditional christmas"! It was really really nice night. Thank you Dorota!!









チェコでの伝統的なクリスマスの代表格はクリスマス料理である、鯉のフライとスープ、そしてポテトサラダ。理由は知りませんが絶対に鯉!です。前日から牛乳に切り身を浸しておけば、臭みは抜けてとっても柔らかいフライが出来上がります。おいしかった。
それと、家の中で花火をします(笑)ちょっとテーブルクロスが焦げてもおかまいなしです。願い事をして、火をつけて、振り回します。はははは。危ない。w
そして、彼女がカトリックなので、カトリックならでは?のトラディショナルもしてくれました。
Opaltkyという、薄い温泉せんべいみたいなものにハチミツを挟んでサンドにして、一人ずつで向かい合って半分パキッと折って取り、相手が食べてる間に相手へのクリスマスと新年のお祝いや感謝などを伝えるのです。素敵でしょう。。これはとてもステキでした。
みんなで楽しんで作れるように、お菓子作りを手伝ったりツリーを飾り付けしたり。
Youtubeでクリスマスソング(最初はチェコの、後半はホームアローンの)を流して、食べたり飲んだりしながらいろんなことを話しました。
同じスタジオの子なので、普段思うことや考えることなどの意見交換や。将来のこと、ここでのこと…。いろいろと。
いい夜でした。本当に感謝。
Czech Traditional christmas cuisine is carp fish's fillet fries, soup and potato salad.
And they do a small firework... inside of house! (But it's safe) with new year's wish.
then, maybe it's catholic one, that we prepare small thin cookies with honey sanded, and we each other take the half of it then one person pray happy new year and christmas or personal thanks to who's eating the cookie. It was so lovely moment, I love it very much.
With christmas carols... eating, drinking and talking about many things together... really happy.
Thank you everyone, I'm really happy that I'm with you all!


このネオンサインを見たとき、なんだかものすごく「じーん」ときました。
この数字を見られる時までプラハにいられるか、二年前の私には全く分からなかった。
来たときの私は、本当に毎日が不安で、訳が分からなくて、真っ暗闇の中でなんとか手探りで進んでいるような状態で、怖いという感情の方が先に立っていたのを覚えています。
でも、今は全然違う気持ちでいます。そんな状況の中をやってこれたからこそ、ある意味での自信も初めてつけさせてもらえた。奨学金を頂いたこともすごい自信になっています。自分を信じて、地道に前進し努力し続ければ、ちゃんと前に進めるし、未来だって真っ暗闇じゃない。夢物語でしかなかった「海外に住む」ということが、きっちりと未来として見えてきたのは、大きいです。
2015。この数字の時間までいられたなら、もう「山は越えた」という感じがしました。油断して生きるわけでは勿論ないですけど、暗闇の一番大きな谷は越えたという実感があります。
皆さまのおかげ、プラハのおかげです。
この感謝の強い気持ちを胸に、2015年もしっかり頑張っていきます。
When I saw this number "2015", I felt very deep emotion.
2 years ago, I was just 2 months since when I came to Prague, and everything was the first time and I was like walking in the dark night. I couldn't imagine still in 2015 I can stay here. Of course I hoped so, but everything was too hard so I couldn't even imagine. But I'm here, studying and creating, and everything is little by little getting better and better I feel, then I'm really enjoying now and got  confidence. I really thank to every one and Prague.

I wish you a merry christmas and a happy new year!
皆さまにすてきなクリスマスと素晴らしい新年をお祈りしております。

また来年!
See you next year! 

Love,
Yukiko

不定期週刊日記 / Weekly Diary 1208

These days I was occupied with things about diploma works, but now everything's OK so I can concentrate to my works... very happy.
やっと日記が書けます!!!
というのは、この2〜3週間、卒業制作のことで気が気じゃない状態が続いたので…。ですが、やっと今日で全て落ち着きました。

まず最初に三週間前、それまで一ヶ月半個人的に準備してきた卒業制作計画が「それ、イラストレーションスタジオでの卒業制作には適していない」と言われて却下されたこと。私の今回の場合は「どうしてもそれをやりたいならタイポグラフィースタジオに移ればいいんじゃないか」とまで言われ、うーんそこまでしてってわけじゃないし、卒業してからだって出来ない制作じゃないんだから、こんなところで我を通してもなぁ。と思ったので、じゃあ変えます、といって去年、やりかけて終わらせられなかった本を、構想を新たにして作ることにしました。
私自身の子供時代のことを描き、日本の「普通の生活」をチェコの子供たちに紹介する絵本です。
今はとにかくスケッチやアイディア出し、描画、構成や文字の試しに取り組んでいます。とにかくやるのみです。

I needed to change my diploma project so it was tough for me mentally, but now it's ok. I also love this new project. It'll be about my childhood days in Japan.
スケッチのチラ見せ。sketches.
titles. still im thinking. and I'll write both czech and english.
タイトルが今のところ2案あり、どっちかなーというところですが、1つをカリグラフィーで書いてみました。ちょっと英語とチェコ語表記が混在してしまってますが、、、練習ということで。。

そうそう、そんなわけで(どんなわけで?)先日、カリグラフィーの初級クラスも終わりました。
短い期間ながら、ちょっとした応用やデコレーションも習いつつ、基礎のアンシャル体とイタリックを習いました。
今は書いたものをメールで先生に送り、アドバイスをもらったりしながら、とにかく練習を続けています。
書けば書くほど面白くなるのは、絵も字も一緒ですね。(私の場合?)
Then, 10days ago the calligraphy workshop was over. I learned uncial and italic. It was really happy and interesting chance. I continue practicing. Actually it's really fun for me.
宿題。homework.
苦手だった小文字も、練習するうちに少しずつ好きになってきました。
文字間の感覚が掴めるまでが辛かった。。今はなんとなく掴めてきた…かな。少なくとも、好きになりました。苦手意識が消えてきたな。
At first I wasn't good at small letters of italic, but now I feel better and like it more than before.

それと、カリグラフィーの先生が「あなたは個性が強い人だから、お手本通りにきれいに書くことではなくて自分の心地いい書き方、自分のライティングを目指しなさい」と言ったのです。
字を見れば、我の強い人かそうでないかは分かるそうで…。お恥ずかしい…(´∀`)笑 要するに典型的なアーティストタイプで我が強いことは、字を見たらすぐに分かるんだそうです。
その上で、お手本通りに書けるタイプ(いわば「コピータイプ」)の人は、手写本の職人さんになるなど、コピーに徹する仕事のための人なので、我が強いタイプはむしろ自分の字とリズムを見つけることに徹するべき、なのだそうです。(分かりづらかったらごめんなさい)
なのでとにかく私の場合は、書いて書いて書きまくりながらリズムや間が掴めてくるようにすべきみたいです。
前からそういった内容のことを言われてはいたのですがちゃんと分かってなかったみたい。でも今回でやっとそれが分かり、それを聞いたらなんとなく安心しました。いやーよかった、だって明らかに私、コピーがうまいタイプになれない人だもん…(笑)模写すらも一瞬で諦めるタイプだもの…。何を書いても我が出てしまうんですもの…。ふー=3
というわけで今はマイペースながらもなんだかんだ、毎日字を書いています。
And teacher advised me to catch my own pace for writing, because I have a strong personality. She says that, on calligraphy, some one who's mild character is good for copying letters very correctly for manuscripts or something. but strong-characterd person cannot copy anything so we should find our own style. It's interesting, I think that's true.

それから、卒業制作に論文…としては15ページ程度と短いですが論文も卒業制作に必須でして、そのためにコンサルタントが必要で、11月中までに決めることになっていたのですが、なってほしい先生にメールを書いても全く返ってこない。(この学校ではわりと発生する事態)二人に書いたのですが結局締切までには返事がなく。普通に書いたはずのメールでも、卒業のための重要事項であることもあり、ここまで返事がもらえないとだんだん自信がなくなってきて先週は悶々としてしまいました。。
が、締切の日に再度メールしましたら、引き受けてくれる旨の返信がいただけたので、週明けの月曜日、やっと直接会って自己紹介や相談ができました。いやぁ…長かった…。これでやっと、専念できる状態になりました。

というわけで、ざっくりとその他のお写真。
Others!
日本人+縁のチェコ人とで水炊きパーティーとかしてみました。
Had a Japanese pot-cusine party.

カリグラフィー教室のスタジオの猫が、手袋の上に座っててかわいかった…
cat was sitting on my glove. 

家で友人と「ジャパニーズ・オタク・ナイト」を開きました。内容は秘密です。そして完全にクリスマス感が出ていますが、気のせいです。
Japanese-Otaku-night we did. Haha... 

今年も巨大クリスマスツリーが旧市街広場に登場しました。
なんか…リボンがいっぱいぶら下がって…ます。子供っぽいけど、今年は「子供」がテーマな感じがするのでそういう年なのかなぁと。
自分の本もですけど、今年来た学生がみんな元気いっぱいエネルギッシュだったりして、自分も「子供」がテーマだった気がします。
Christmas tree is now appear in Staromeske namesti. This year's is a little bit childish I think, but not bad. Because I think this year's theme was "child".... yet I don't know why. Just feel.

とてもかわいいスプーンいただきました。フランス土産。
これどうやって使うんだ、と思ってたらfbで別の友人が教えてくれました。正解は
こうです!
…知らなかったー!オシャレや…!
ちなみに「念力で曲げたのでは?」と聞かれましたが、私はそういう力は持っていません!
My friend's souvenir from Paris. Cool spoon! but I didn't know how to use it. Then now I know... How Stylish!!!!!! (maybe a little bit too much)(but I like it)

めちゃくちゃユルいひつじを書いて一人で笑ってました。
最近、脱力した絵ばかりです。
(リトグラフは違うか?)
crazy sheep appeared on the paper.
I? I wrote? hmm, I don't know... yeah... Happy New Year!!!!

イギリス食材店で見つけたユニコーンビール。
カッコいいうえに美味しかったです。
カッコいい…。
Unicorn beer from England. Cool and taste nice.

A book about Czech Repubric and Prague, written in Japanese.
I love here.
土曜の午後、「クレープ屋・ベル」(という感じのチェコ語の名前)というカフェレストランに入ったら、ガラッガラ。雰囲気よくて好きなのですが土日はチェコ人は外食殆どしません。家族で過ごしたり、家族で地方の「ハタ」へ行ってしまうためです。道ばたに普段並んで止まってる自家用車たちは、金曜から日曜までほぼ完全に姿を消します。
というわけで空いてるレストランでゆっくりランチ…でした。
大使館付属の図書館で借りた、日本語で書かれたチェコの歴史の本です。プラハのこと、とてもよく分かる、いい本です。二年住んで改めてこういうの見ると、あぁーよく聞くアレは、これのことか…とか。『プラハ幻景』という本です、興味ありましたら是非。私も日本帰ったら買おうと思ってます。。


先日はKNIHEXという、プラハで年二回開かれる、チェコの小規模出版社や独立した紙モノ作り屋たちが並ぶイベントに行ってきました。
いいもの沢山あって、刺激を受けました。
I visited KNIHEX. It got more lively than last year and really nice. I enjoyed.
ここは全部オシャレだったな、すごい良かった。レターセットとかいいよね…
It's cool!

古本の量り売り!!100g10コルナだって。
私が買った本は148コルナでした。
They sold old books by 100g for 10 czk. Mine was 149 czk. Unique.
すごく絵がきれいなんです。
ヤロスラフ・シェリーフという画家・イラストレーターが挿絵のグリム童話。これは一目惚れでございました…。
印刷方法も気が利いてますよね、水彩の具合を殺さないように赤のぼかしだけ本文に被ってるなんて…。きれいすぎる…
Really amazingly beautiful Illustration by Jalosrav Šerích.


はー…そんなこんなで頑張ります。制作漬け。集中。わーい。